製麺所について

高品質な小麦粉にこだわった麺を製作

近年では、県内で作られた小麦の粉「地粉」に目を向け、 愛知県農業試験場で品種改良された高品質な小麦粉
「きぬあかり」を100%使用する事にこだわり乾麺と生麺を製作しています。
きぬあかりは甘みも強くのどごしもとても良いです。

製麺工程①

小麦粉に、地元のミネラルたっぷりな水と塩で配合した塩水を混ぜて15分程ミキサーにかけます。
塩水は、その日の温度と湿度に合わせて代々続く麺職人の経験と勘で、最適な配合にしています。

出来上がった生地を機械に通し圧縮させ麺帯にします。
麺帯にした生地を合わせたら1時間ほどねかせ、ねかせた生地をまた2〜4回程、その日の温度と湿度に合わせて30分程ねかせます。
時間をかけて丁寧に工程を繰り返すことで、コシが強く喉越しのいい「うどん」ができます。

製麺工程②

出来上がった生地を機械で伸ばしながら切ります。
この時に不揃いな部分などを丁寧に選別して取り除いていきます。

切った麺を外で麺が曲がるまで30分前後天日干します。
2日程かけ天日干しを2〜3回繰り返すことで、のどごしが良く甘みのある「うどん」が出来上がります。

後は室内で陰干しを繰り返し干し上げることで、最高の状態で製品化して皆様の元へお届けしています。

こだわり①

末広家では乾麺・生麺どちらも一般的な物より太く作っています。
茹で時間は長くなってしまうのですが、麺自体の味を味わってほしいので昔から太い麺を作ってます。
昔、先代が『これが本当のうどんの味だ』と言う物を残していきたい、と言っていたのが心に残っており、先代から続く味にこだわっていこうと製造しています。

こだわり②

『きぬかあり』の麺を100%で作るのはなかなか難しく、他の製麺工場ではきぬあかりの小麦粉と違う小麦粉を混ぜ合わせて作る事が多いと聞いたので、そこはあえて挑戦して『きぬあかり』100%で作ってます。

稲武の農業試験場に開発に携わった方がいて、その方から色々お話を聞いて『きぬあかり』への熱い思い、愛知県を盛り上げたいと言う思いを受け、『きぬあかり』100%にこだわっています。